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創業者紹介 田邉美徳社長「有限会社CPC」編

田邉社長の写真

会社名
有限会社CPC

創業年
平成17年8月4日(創業から1年)

事業内容
コンピュータ活用業務

住所
熊本市八幡6丁目6−15

コメント
熊本市帯山8丁目2-1『インキュベーション施設、夢プラザ21』に入居中です。
創業するときは資金が豊富にあるわけでないと思うので、このようなインキュベーション施設等を活用されることをオススメしますよ。

 

創業記

経営の勉強・情報収集

以前、社員として働いていたときから、たくさんの方のお話しを伺ったり、本やセミナー等で情報収集をしていました
事務的な内容もそうですが、哲学的なものの考えからも経営の心得になるようなお話もあり、自分の考えや経営の仕方を確立する良い機会だったと思います。

そして経営戦略を学ぶ為に、ポリテクセンター熊本の生産経営実務科に入所しました。平成17年1月〜6月の半年間でしたが、工場を見学しての業務改善レポート作成などの実践を通して、身になる勉強をさせていただきました。

事業内容を確立するまで

夢プラザ21の写真『会社が倒産すること。』それは大変不幸なことです。その会社に係わる全ての人々が何かしらの迷惑を被ります。この中において、「私に何か出来ることはないのか。」という問いかけを自分にしていました。

大学で数学を専攻していたこともあり、統計に関心がありました。
そして以前の会社でコンピュータを活用していたこともあり、統計とコンピュータを結合させて何かできないかと考えていました。

あるとき、コンピュータを導入されている会社でも、コンピュータを社員は活用していても社長さん自身は思うようなことができていないというケースを多々耳にしました。
また、社長さんに会社の数字のことを伺うと、「税理士に任せている。」と答えられ、「それはおかしいのではないか?」と思いました。例えば1人の税理士さんが50件のお客様を見ていらっしゃったとすると、1ヶ月に25日働いたとし1日に2件を見ることになります。ということは、経営者が数字を理解し考えていかないといけないんですよね。

すべての物事は考える基準があると思います。裏付けられた証拠、それが統計です。
また、統計を使うことで、これからの方向性が分かってきます。
このような考えと今までの経験より、『決算書から分析ができ、素人でも解るような分析メッセージを付加したソフト』を制作することを思いついたのです

伝えるということ

「良いものを作れば必ず売れるだろう」と思っていました。でも、それだけでは売れないんです。
技術が進歩した現代では、新しい製品と言ってもそんなに他社と変わらないものが多いんですよね。なので、今までにあるものと何が違うのかというセールスポイントを含め、自分の製品を広告等で皆さんに【知ってもらう】という作業がとても大事だと気づきました。
買いたい人に、いかに商品の情報を伝えるかということ。

大きな会社ではないので費用の面で苦労しますし、まず知名度を上げることも考えなければなりませんね。

捨てる技術のこと

人の輪というものは当然大切ですが、逆に不要と思う(悪い情報を持ってくる)人と別れることも必要だと思います。
例えば「あの人には、もう会わない。」と決めたとしたら、それまで会っていた時間は空くので、自分に有意義な時間を過ごすことができますよね。すると、不思議なことに今まで知らなかった誰かと出会えるということに繋がるんです。
もしここで別れても、ビジネスパートナーになるべき人とは、おのずとまた出会えます。
不思議なんですけど、たぶん自然の摂理でしょうね。

とても難しいことですが、そういう『別れる・捨てる』という技術を身につけたら、どんどん新しいものに出会えると思います

理念

自分が死ぬとき、周囲の人達に『この人のような生き方をしたい』と思われるか『この人のようにはなりたくない』と思われるか。どちらが良いかと考えて、それから掘り下げていくと、おのずと今試すべきことが見えてくるのではないでしょうか。
極論かもしれませんが、それから荒利なども見えてくるんですよ。

そして、家庭を幸せに出来ない人は、他の人(会社)も幸せに出来ないと思います。
仕事を一生懸命することは大事ですが、それ以上に家庭も大事にしていきたいです。

 

創業を目指す方へ

何も分からない1年目だからこそ、何でも自分でやってみたほうが良いですよ。一通りのやり方を分かっていないと、誰かに仕事を任せたときに指導できないし、後になって勉強するのは抵抗があると思いますよ。
そして、これから創業される方は『創業して失敗しても、次の道も創業しかない』という事を覚悟して挑んでください。人間は一度上げたステージを下げることは、なかなか出来ないものです。ということは、一度経営者という地位についてしまったら社員として働くことに抵抗を感じる場合がほとんどなんです。

この事業を失敗したから死ぬなんてことは無いので、進んで何でもやってみたら良いんじゃないかという思いです。皆さんも頑張ってください。

 

取材後記

今回の田邉社長も大変お忙しい中、記事として書ききれないほど、たくさんのお話しをしていただきました。

『物事を違う視点(角度)で捉える』ことに長けていらっしゃって、柔軟に考え・行動されていらっしゃるのだという印象が強くありました。統計のお話しもとても興味があり、やはり数字というのは何かを考えるうえで参考にすべきものなのだと感じました。

これから創業を考えられている皆さんも、地域の住人数やターゲット層の人数などを調べてみるのも、一つのヒントになるかもしれませんよ。

 

 

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